北島忠治

新潟県上越市に　北島忠治氏の　メモリアルホールが完成！

北島忠治って誰や？　って言う人も多いのかな？残念ながら。

昨年からいきなりラグビーブームになったのですが、ラグビー好きなら知っていますよね。

元明治大学ラグビー部監督　1929年から1996年に亡くなるまで67年間、監督であり続けた人です。
1900年生まれか。明治生まれです。

北島忠治といえば「前へ」

短いけれど非常に奥の深い言葉です。

ボールを持ったら躊躇するな。
自分の判断に従え。
逃げたり、ためらったりしなければ失敗しても構わない。
それらが「前へ」を支える大原則。

決してラグビーをやっている部員だけに言った言葉ではないですよね。


私の宝物の一つに「前へ」という本（1989年発刊）北島御大のタバコを加えたあの顔が表紙になっている。
それも2011年に復刊された。（表紙はスクラムに変わっています）
そんな時代なんでしょうね。

「ボールを持ったら前へ、持たないものはタックルせい」
「スクラムの１０センチ後退は、バックスの１メートル後退に匹敵する」
「よけいなことはせんでもよい。ややこしいサインプレイなどは社会人になってから覚えればいい」
ライバル早稲田の多岐にわたるサインプレイに対する批判ではないことが、その他の言葉からもわかりますよね。

私は、語り草となっている「雪の早明戦」を生で国立競技場で観戦することができました。
あの選手から湯気が、そして北島御大の口元からタバコの煙が。