山口嵩之選手について補足

失礼したお詫びに、山口嵩之投手について少し詳しく

高校時代は、石川県No１投手としてプロも注目。
最後の夏は、準々決勝で野々市明倫高校に大量失点での敗戦。ベスト８とまりでした。
春に痛めた肘がまだ完治してしない状況の夏の大会でした。
その野々市明倫ですが、この年は準決勝で遊学館に勝ち、決勝で星稜に負けて準優勝。
遊学館は優勝候補筆頭といわれながらもエース不在で4番の宍戸涼志が投げたりという状況でした。
星稜のエースは高木京介（國學院大－巨人）。
ベスト４の金沢学院東のエースは松田翔太（広島－石川ミリスタ－福井ミラクルエレファンツ）。
北陸大谷（小松大谷）には豊島明好（日本ハム）がいました。

ここからが本番です。
山口投手は、肘のこともありプロ志望届けは出さずにトヨタ自動車へ！
しかし、また肘を痛め、社会人で戦力外通告。野球部を辞めるも仕事は続けていた。
それでも業務後に自主トレをしていた。
2012年に岩手県に創部したばかりの社会人チームに呼ばれ、トヨタ自動車本社を退社し、トヨタグループのトヨタ自動車東日本に入社した。

そして150km/hを投げられるまで復活し、プロの目に再びとまるように。
でも、調査票がきたのは西武ライオンズだけでした。そして西武に指名され念願のプロ野球選手に。
昨年は２軍での試合数も少なかったですが、身体、スタミナつくりの1年目、今年は活躍を見たい。
経歴の（トヨタ自動車－トヨタ自動車東日本）は、トヨタ間のチーム移動ではなくこのような事情があってのこと。一旦戦力外を通告されましたが、でもトヨタの配慮のおかげで野球も続けられた。指名後は挨拶にも行ったそうです。

彼にとっては、プロ野球選手が念願ではなく野球を続けることが願望だったのでは。

ケガとの戦いにめげず続けてきた山口嵩之投手を応援したくなったでしょ！