岩下大輝 ガンバレ！

2軍でキャンプインした２年目の岩下大輝投手

1年目の先の11月6日に右ひじを手術したことは、多くの方がご存知かと思います。
いわゆる「トミー・ジョン手術」です。
疲労骨折に伴う痛みで再建術を施し、ギブス3週間。
6か月後にシャドー、9か月後にピッチングが教科書的なメニュー。
つまり夏まで投げられない。
1年目の初めてのオフがこの現実では、辛い思いをしていたと思います。

しかし、自主トレを黙々とこなしている中で、キャンプインの前日、池田寮長に誘われ　球場からホテルへの道のりで
「今、野球をできないのは悔しいかもしれないけど、だからこそ今、できることをしっかりやるんだ」
そしてもう一人、岩下君のスカウト担当だった小野晋吾・元投手。
このキャンプから2軍投手コーチに就任。
「俺もいろいろな怪我や挫折を味わった。でもそれがあったからこそ、38歳まで野球をやれたと思っている。プラスに考えるしかない。」

今年の高卒ルーキー、平沢大河（仙台育英）、成田翔（秋田商業）と周りがにぎやかなのを横目に黙々と体幹トレーニングをやっている岩下投手に、このお誘いと、心配り。
人間って、きっと人の思いに応えたいと思うですよね。

逆境でも笑顔を忘れず逆転したミラクルの再現で、プロ初勝利で恩返ししてくれる日を待っています。

こんな人間関係の中では、覚せい剤に手を出せるはずがない。
なんでだ？？？？（尾を引いてますね）
岩下投手も、そしていまでもお誘いを受けて試合をさせてもらっている私も、本当に周りの人たちに感謝ですね。