甲子園塾が終わりました。

石川県人に甲子園塾ときけば、山下総監督が塾長ね！って返ってくるでしょうね。

今年の講師は、以下の３人
　大藤敏行：中京大中京・前監督
　東　哲平：敦賀気比・監督
　小島仁章：北海道高野連専務理事

東監督：100％野球を頑張るという思いの生徒に、そうではなくて、野球以外のことも頑張れる選手を作るということが高校野球では必要

山下塾長：『マネージャーのマネージメントもチームを強くする』
　　　　　　｢ボールの渡し方が良いノッカーを作り、良い選手が育つ｣
らしい、言葉ですね。

いつも思うのですが、100人を越える部員がいる中で、マネージャーに指名されるってことは、レギュラーを獲得することより名誉なことだと思います。
そのときは、「選手ではないんだ」と辛い気持ちになんるでしょうが、社会にでてその価値が分かってくると思います。

そして締めは「花よりも花を咲かせる土となれ」ですね。

山下塾長は、門前高校ＯＢ

過去５年の21世紀枠

ここ５年の21世紀枠
　2015　豊橋工業（愛知）、桐蔭（和歌山）、　松山東（愛媛）
　2014　小山台（東京）、　海南（和歌山）、　大島（鹿児島）
　2013　いわき海星（福島）、益田翔陽（島根）、土佐（高知）
　2012　女満別（北海道）、石巻工業（宮城）、洲本（兵庫）
　2011　大館鳳鳴（秋田）、佐渡（新潟）、　　城南（徳島）

2年続けて東北、北海道が選ばれませんでした。
これまで、21世紀枠の１つは東北、北海道に決まっている的なイメージを打破。
和歌山は2年連続ですか。
四国が隔年ですが３／５ですね。

以外の文武両道の偏差値が高いタイプは、少ないかも。
昨年は、富山中部、滋賀・膳所
一昨年は、羽咋、富山、静岡・富士
は地区選出もされていません。そういった意味で小倉も九州で選ばれない可能性も。。。

やはり門前に甲子園へ行ってほしい！

まだ、北信越の１校にも選ばれていないが、是非、選んで、甲子園の土を踏んでほしい。

部員10人での野球部の活動って、どれだけ大変か！
大所帯も大変です。試合に出れない、ノックも受けたことがない。。。

でも、10人ではバッテリーが投球練習をしていると、残る8人でノック。
公式戦の試合前のノックでは、他校が選手が支援してくれることが県大会では珍しくなくなりました。
それだけではありません、イニング交代のとき、捕手が防具付けしているあいだは野手が予備キャーでたってキャッチボール程度、防具付けのヘルプは１０番目の選手。
ランコーは出場している選手が入る。夏の大会は休む間なしですね。

イメージしてください
『甲子園で、
　公式練習のときに、他校あるいは兵庫県のチームがサポートしている姿、
　試合前のノックで、他校の球児がサポートしている姿、
　イニング交代ではサードがホームベース後ろで立ってキャッチボールする姿』
こういう姿を全国放送で、流して欲しい！

実力不足、1回戦負け、大いに結構、
センバツの１勝以上に、この姿から放たれるメッセージの方が価値がある。
10人でも9人でも一生懸命頑張っている球児には特に！

北信越選考委員のかた、このメッセージを読んでください。

21世紀枠を考える（学力編）

俗に言う進学校を文武両道的に扱う場合が多い
（個人的には異論ありなのですが。。。）

ということで、あるサイトの入学偏差値を比較してみると
（いろいろなサイトがあるので、上下変動はあると思いますが、一つの目安です）

偏差値６５以上は
　兵庫　・長田７０
　秋田　・秋田６９
　長野　・長野６９
　福岡　・小倉６８
　神奈川・日大高６６（私立）
　静岡　・浜松西６６
　茨城　・日立一６５
　奈良　・平城６６、６２（教育と普通があるのですね）

文武両道的に、長田、秋田、長野、小倉が優位。浜松北（ハマキタ）なら。。。

そして実力的には、秋田が県大会優勝、小倉が県大会準優勝。
それに対して長野は県大会ベスト４、長田は県大会ベスト８
とトータルで見ると　秋田　＞　小倉　＞　長野　＞　長田　という感じですかね。

この基準だと、小松は６８で県大会準優勝ですから、長野より上だったかも？

さて、それ以前に、まず、地区推薦されるか？

秋田は、東北地区でライバルは文武両道軸ではなく、困難克服軸の釜石か？（県準優勝）
小倉の九州地区は、八重山（県優勝、地区ベスト８）、臼杵（県優勝、地区ベスト８）がいますので、地区大会初戦敗退は、少々痛い。

こういう中で、長野に勝ち目はあるのか？　その前に長野も地区で選ばれるか？

21世紀枠について考える（北信越編）

石川県は、部員10人の能登の過疎が進む地域の、まさに地域密着型の門前高校を推薦した。
そして、他の４県は実力と文武両道を軸にした選考のように見える。
長野　>　富山東　>　五泉　>　美方
という並びに、全く軸の異なる門前高校
長野高校か門前高校か？

21世紀枠を考える（福井編）

福井県の推薦は福井県立美方高校
　１回戦　３－０武生工業
　２回戦　１－０三国
　３回戦　４－２坂井
　準決勝　２－３工大福井（延長１１回）
　３位決定戦２－１０福井商業

県４位！　１，２位の敦賀気比、工大福井は、北信越１、２位。福井商業も北信越ベスト８。
工大福井と延長での惜敗。
実力的な評価は問題がない。偏差値５３。

センバツの選考では、失点が少ないことが大きなポイント。３決はともかく、失点が少ないのが利点。
実力評価では、長野といい勝負ができると思うのですが、福井から３校はいくらなんでも。。。。ということで、
　長野＞美方＞富山東＞五泉　なのですが、実質は　長野＞富山東＞五泉＞美方　になるのですかね？

21世紀枠を考える（新潟編）

新潟県の推薦は新潟県立五泉高校
　２回戦　９－１新潟（７回C）
　３回戦　８－１新発田（７回C）
　準々決勝２－０中越
　準決勝　０－７日本文理（７回C）
　３位決定戦０－５東京学館新潟
ベスト４の公立は、準優勝の村上桜ヶ丘（４２）と五泉（５０）で、五泉が選ばれました。
　
新潟明訓、中越に勝ったことが評価され、近年、安定して上位に進出。
でも、実力評価なら、東京学館新潟に負けた五泉と勝った村上桜ヶ丘なんですが？

ここまで、富山東、長野、五泉と紹介してきましたが、個人的には
　長野＞富山東＞五泉
って感じですね。

21世紀枠を考える（長野編）

長野県の推薦高校は長野高校！

　１回戦　７－０諏訪清陵（７回C）
　２回戦　１０－２松本深志（７回C）
　準々決勝４－３小諸商業
　準決勝　０－４長野商業
　3位決定戦５－１２松商学園（８回C）

偏差値６９　松本深志（６７）や屋代（６７）などとならぶナンバー１進学校。
そして、ベスト４。　敗戦した長野商業は、北信越でベスト４。
北信越の中で一番バランスが良いかも知れません。

正直、富山東は偏差値、実力ともに影が薄くなります。別視点での比較でないとね。

21世紀枠を考える（富山編）

県立富山東（富山市）1962年開校
　秋大会
　　１回戦　９－０雄山・泊・上市
　　２回戦　２－１高岡龍谷
　　３回戦　４－３富山第一
　　準々決勝５－６高岡商業　ベスト８　　
　正直、困難を克服とか文武両道という点ではインパクトがない。
　困難克服といえば、南砺福光でしょう。同じベスト８ですし。
　部員１２人、少し前も８人。
　ただし、新湊に１－０で勝ちましたが、富山国際大附属に０－１０は、実力不足を印象づけましたね。
石川と違い、選考基準要件の困難を克服では、文武両道を掲げています。偏差値６４は桜丘レベルなので、全国的に見れば優位性は低い。
富山第一に勝ち、高岡商業と１点差というところで、実力が認められた形でしょうか。
福光を選考すれば、存続自体が危うかったチームと地域の活性化につながったのでは？
数年以内に、福光が合同チームは、廃部になったら高野連の責任は重いですよ。

石川の場合は、野々市明倫（偏差値５３）、小松(偏差値６８）で実力で押すより、門前を選択しました。門前高校がソフトボールだけでなく野球部と両輪で活性化することを願っています。　

ＢＣリーグ ドラフト結果

ＢＣリーグ　ドラフト会議

石川ミリオンスターズの指名選手
　地元優先枠　指名なし
　１位　森野晃司・投手22歳（国学院久我山高－大阪社会体育専門学校－独立Ｌ姫路）
　２位　大村　孟・捕手23歳（福岡・東筑高－福岡教育大－九州三菱自動車）
　３位　寺田光輝・投手23歳（三重・伊勢高－筑波大）
　４位　レオ・マドリッド・投手27歳（メキシコ）
以上

松任高校の西村和貴・投手（紫錦台中）は指名されませんでしたね。
県関係では、
新潟に　知念広弥・投手25歳（おかやま山陽－金沢学院大－九州三菱自動車）
がいる程度でしょうか。プロNPBのドラフトではリストアップされていましたが、こちらでの指名ですね。社会人とＢＣＬとではどちらが良いのでしょう？